部屋とこち亀と私

学生時代の愛読漫画として一番に挙げるのがこち亀こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。
実家の部屋の本棚には、まだ飾りのように単行本が並んでいますが、
漫画以上の自分の生活の糧になっているような気がして仕方がないです。

出だしは日常生活の場面から始まり、その延長で現実で起きたらすごいことになりそうなことを
現実路線で進めていく展開に、ヒーローものから冷め始める中学高校世代にうまく乗れた気がします。

どこかの巻で30~40巻くらいだったかな、両さん抜きで、派出所メンバーがハワイに旅行にいった
ことを知り、悔しさのあまり本田といかだで太平洋を渡ってバカンスしている海岸にたどり着いたシーンは
超印象的、地平線の向こうにひげもじゃの両津と泣きそうな本田の姿を発見する展開はさいこう。

あと
これもハワイネタなのですが、地元の老人会が主催するハワイ旅行の資金が盗まれたかなにかで
行けなくなりそうなところを両さんが、大島だったか熱海だったかをハワイに見立てて最後まで
老人をだまし続ける展開もさいこう。
観光バスの走行中にまわりに紙で書いたハワイの様子を無理やり景色にしてしまうという。
強引さ。

あと、
正月は毎年大原部長の家に遊びに行くのですが、千葉かどこかの山奥の設定で
超遠い。午後は羽子板かなにかで必ず喧嘩になる展開。

あと
何かのタイミングで麗子と両さんが手錠かな。くっついてしまって。鍵がなく
結局1日両津と過ごすという回があった気がします。
麗子のパーティーに殴られ気絶気味の両津がパンダのぬいぐるみに入った状態で
麗子は両津とくっついたままパーティーに参加するなど麗子の私生活がわかり、
思春期の時期に読んだので、ちょっとドキドキの回でした。

地元プロレスで出てくるプロレスラーの設定とネーミングがいまでもうける。
名前がジャイアント弱井だったような気がしました。

毎回、両さんのボーナス時期には、プラモ屋店主をはじめとした
両津へ貸した金をとりたてるための計画と実行があるのですが
回を重ねるごとにエスカレートしていたような気がしますが
あの掛け合いも続いていたのか。

まだまだあるのですが、基本私が読んでいたのは100巻以前ですね。
100巻こえてからはあまり読めていないですが
細かい描写が同じ回を何回読んでも発見があるという深さがすごいです。

リオオリンピックでも日暮巡査長はでたんでしょうね。これも読んでいないのですが
やはり引き際も4年に一度の日暮巡査をだしてから決めたのかもしれないですね。
ファンはオリンピックが来ると日暮巡査起きるかなと思いますので。
ちなみに日暮巡査とは、4年に一度しか起きない特殊な人なので、オリンピックが
はじまるときに両津が起こしに行くのですが、4年部屋はそのままなので
部屋は荒れ放題、どこかの回で食虫植物の中から寝ている日暮がでてきたことが
ありました。起こすと会話やギャグは4年前の話。でも超能力を持っているから
迷宮入りの事件は4年分その時まとめて日暮に解決してもらうという設定。
最後はだいたい日暮が暴走して終了。また4年後ね~みたいな感じ。今回は
どうだったのかな。読んでみようかな。

ちなみに私の中のヒーローといえば

幼稚園時代から
ウルトラマン
(自分は本当にウルトラマンだと思い込んでいたっ)

仮面ライダー

アムロ(機動戦士ガンダム)

孫悟空(ドラゴンボール)

両津勘吉

そして社会に出て実践。

ちょうど両さんは、実践前の現実路線の仮免のヒーロー。
(私の下地はここかっ。。!)
自分も今もどこかヒーローに憧れて生きている。

とにかく名場面多すぎの両さん。気付いたら自分も両津と同じ年代になっている。

今度実家に帰った時、部屋に色あせて並んだ両さんの単行本を読み直してみよう。



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