音楽著作権にエイベックスが風穴を開けたことによるITコンテンツの今後の影響

音楽大手の
エイベックス・グループ・ホールディングスが、
日本音楽著作権協会(JASRAC)に任せていた楽曲、約10万曲の管理を、
著作権管理会社「イーライセンス」に移す手続きを始めたというニュースが今月報道されました。

これは、今後の音楽を取り扱う、業界に影響することですので
また飲食とかお店をやっている方にも少なからず影響するかもしれないので
予備知識は入れておいたほうがよいかもしれないですね。

まず
この日本音楽著作権協会ってなんのこと~とってなりますが、

みなさんCD持っていますか。今ituneかな~。
CDの裏をみるとほとんどのCDにJASRACのマークがあります。

これは何かと申しますと、
「結構時間かけて作品を作った人が損しないようにブロックしているマーク」

といった感じでしょうか。

もう少し言いますと

日本音楽著作権協会という団体は
「アーティスがプロとして収益を得る為に、その作品が乱用されないように監視している団体」
といったところでしょうか。

ですので、世の中でJASRACに加盟された音楽を流す場合、個人的な使用以外は結構な範囲でJASRACに料金を払う仕組みになっています。

たとえば、店舗とかで、音楽流す場合もJACRACに加盟している曲なら基本使用料かかります。
経費でいうと勘定科目には「著作権使用料」と記載するようになります。(税理士さんに確認してね)

あと、個人的に結構昔なのですが、MIDIで楽曲を作ってホームページにアップしていた時期がありましてそれが、JASRACの琴線に触れたのか、JASRACから直接、請求が自宅に届いた過去があります。
ここまで監視されているんだーと驚きと、違和感を感じた経緯がございます。

その違和感は、音楽業界なら日々感じているどころか縛られている感じ。そして今回のニュース。

権利をイーライセンスに移行する10万曲の中には浜崎あゆみ、エグザイル、安室奈美恵も含まれるようです。

著作権の使用手数料がイーライセンスのほうが安いというのと、プロモーション用の楽曲は、著作権が発生しないという、レコード会社等の業界に近い規制を緩めた印象。

店舗のBGM等は移行はされずJASRAC配下。

IT業界でいうと、インタラクティブ配信(ダウンロードとかストリーミングとかの配信)もJASRAC対象ですね。これももちろん使用料がかかり、このあたりの規制も今後の展開の見所ですね。

このあたりが緩和されると、音楽関わる仕事をしている業界の緩和からもう少し広域で関わる人たちへの緩和になっていきますね。

有益な音楽コンテンツ配信であっても、JASRACの壁により、難航するコンテンツは過去多かったですし、これからもその壁はありますが、
エイベックスが少し風穴を開けたことが、その壁を越える鍵となることは間違いないでしょう。
今までお蔵入りにしていたコンテンツを再度手がけるチャンスが来るかも。

でもやはり、ポイントは、「苦労して作った人が過去にいたんですよ~(クールポコ風)」
あまり、やりすぎても、アーティストは面白くないと感じる人がいると思います。
スガシカオは過去アルバム作るときに山にこもったとサンレコで言ってましたし。
その苦労の報酬として、還元される仕組みはありですよね。

しかししかしこれも時代の流れ。

フリーによる恩恵。YOUTUBEとかフリーで誰でも聴けてしまうことにより
聴く人の絶対値があがり、結果アーティストへの2次的恩恵があるという、
フリーは今後の時代のキーワードですね。
つまり、権利とか関係なくばらまいたほうが
結果作った人へ大きなリターンがある。ということ。
人間全体が何か寛大になってきたのかな。わからん。以上。



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